返す必要のない給付型の奨学金は貸与型の奨学金と比べても負担が少ないです。
どうせなら、負担が少ない方を受けたいですよね。
給付型の奨学金はどのように探したらよいのでしょうか。
私の経験を元にご紹介します。
目次
給付型の奨学金とは?
一般的によく見られる貸与型の奨学金は卒業後に返還していく必要があります。
一方給付型の奨学金とは、返す必要はありません。
返還をしなくても良いので、学生さんにとっても負担が少なく楽です。
また貸与型の奨学金であっても、特定の条件(卒業後特定の業種に就く、など)を満たすと返還しなくてもよい給付型になるタイプもあります。
- 給付型:奨学金の返還の必要がない
- 貸与型:卒業後奨学金を返還する
給付型の奨学金は倍率が高い?
給付型は返還の必要がないので、倍率が高く人気な印象があります。
やはり負担は少ないほうが良いですものね。
ですが、実際には給付型の奨学金を募集していてもあまり広く告知されていないことも多く、定員に到達しないのでいつまでも募集している給付型の奨学金もありました。
わりと残りやすいのが、出身地限定の給付型奨学金ですね。
例えば〇〇県〇〇市出身と特定の地域が指定されている場合です。
条件に当てはまる人が少なくなるため、なかなか定員に達しないことがあるようです。
キャンパス内の掲示板で募集している奨学金はわりと穴場だった
私の場合給付型奨学金の情報は先輩に教えてもらいました。
「奨学金の情報は学生課の掲示板にはってあるよ。4月は忙しくてだれも掲示板を見ないから穴場だよ」と。
実際行ってみたらその通りで、わりと魅力的な条件の給付型の奨学金がいくつかありました。
大学に入りたての頃はそもそも掲示板の位置もわかりませんし、新生活の準備に忙しくてそれどころではありません。
ですので、他の応募者も少なかったらしく、すんなりと通ることができました。
考えてみれば、あの時情報を教えてくれた先輩にも感謝です。
ちなみに学生課の掲示板には奨学金の情報だけでなく、バイトの情報などもあります。
巫女さんのバイトなどもあって面白いので、時々見ていました。
留学生の場合は貰える金額もアップ
奨学金は大体、学部生、院生、留学生の順で金額が高くなっていきます。
私の大学は中国からの留学生が多かったのですが、彼らはだいたい月10万円の給付奨学金を受けているようでした。
大学を卒業したら中国に帰るという留学生も多い為、どうせなら外国より自国の大学生をもっと優遇してくれ・・・なんて思っていましたが。
でも自国にとどまっている日本の学生よりわざわざ中国から留学してくる学生の方がやはり勉強熱心で優秀なので、卒業後何割かが日本に残ってくれれば得なのかもしれないですね。
当時はちょっと羨ましかったです。
私の場合
私の場合は育英会の貸与型奨学金と大学入学後に応募した某信託銀行の給付型奨学金を併用していました。
給付型奨学金は後から貰えるようになったため、だいぶ余裕ができて卒業後すぐに育英会の奨学金を返済することができました。
これは本当にありがたかったです。
また私のもらっていた奨学金財団は年に1回パーティーをするのでそれも楽しみでした。
学生だけでなく、元奨学生の社会人の方も大勢参加されていたので、就職のことなどいろいろ話を聞けて参考になりました。
今考えると至れり尽くせりですね。
本当に、あの奨学金に採用されてよかったと思います。
学生課の掲示板をセットして奨学金情報を手に入れよう(特に4月)
給付型の奨学金を探す方法をご紹介しました。
書いたとおり、学生課(厚生課)の掲示板は超穴場ですよ。
みんなが忙しい4月に優先して見に行くことをおすすめします。
大学によっては、ネットでも見られるかもしれません。
給付型の奨学金は取得できるととても楽になりますので、是非積極的に探してみてくださいね。