京都百万遍交差点の近くにある緑寿庵清水の金平糖を買いに行ってきました。
以前は金平糖に興味がなく、近くに住んでいながら緑寿庵清水に足を運んだことが2回ほどしかなかったのですが(しかも2回とも親戚の観光案内)、
時が経つにつれ金平糖ってとても上品なお菓子に思えてきたのですよね。
皇室でも慶事に使われるお菓子ですし、見た目も可愛らしくて綺麗。
歴史的情緒のある正統派のお菓子だと感じます。
目次
京都百万遍にある金平糖の専門店緑寿庵清水

百万遍近くの鴨川デルタ
百万遍交差点の近くに金平糖の専門店緑寿庵清水はあります。
百万遍交差点はこの時期(GW)は立て看板などでごちゃごちゃしてるイメージがありましたが、最近は看板が禁止されたのかきれいになっていました。
あの魑魅魍魎とした看板がなくなると少し寂しい気もしますね。
といっても、何も固定されてない大きな看板を置くのは危ないので、やはり撤去されて正解なのかもしれませんが。
緑寿庵清水はそんな百万遍交差点を1本入った静かな通りにあります。
向かい側は保育園です。
皇室御用達の金平糖とボンボニエール
緑寿庵清水は皇室御用達の金平糖です。
そしてあのボンボニエールも販売しています。
もちろん、皇室で使われたボンボニエールとは別のものになります。
皇室では慶事にボンボニエールを配るという話を聞いてから、皇室ってわりと素敵な計らいをするんだなと思っていました。
金平糖をかわいらしい小さな容器に入れて配るなんて、少女時代の夢そのものみたいな感じでわくわくしてしまいます。
私もボンボニエールが欲しいなと思っていたところ、緑寿庵清水で売ってるのを見つけて気持ちが盛り上がってしまいました。
映画本能寺ホテルにも登場
緑寿庵清水の金平糖は映画にも登場しています。
たまたまAmazonプライムで映画を見ていたところ、本能寺ホテルに緑寿庵清水の金平糖が出てきました。
主人公の綾瀬はるかが金平糖を食べてエレベーターに乗るとタイムスリップしてしまうという話です。
その金平糖が緑寿庵清水の金平糖なんですね。
とびっくりしました。
ちなみに実際に織田信長も海外から来た珍しい金平糖を口にしていたそうですよ。
緑寿庵清水のお店へ行ってきた!
令和になって2日目に緑寿庵清水のお店に行ってきました。
お店には長いこと行っていませんでしたが、どうなったんだろう?何か変わったのかな?と少し気になっていました。
お店の前は甘い匂い
緑寿庵清水のお店がある通りに入るとすぐに甘い匂いが広がりました。
と思いました。
緑寿庵清水のお店の前は保育園なのですが、子供たちは毎日この甘い香りの中で遊んでいるんですよね。お腹空いちゃいそう。
緑寿庵清水のお店には行列ができていた
緑寿庵清水のお店にはすでに行列ができていました。
以前に行ったときは、そんなに並んでいる記憶はなかったので、緑寿庵清水の知名度もだんだん上がってきているのねと思いながら列に加わりました。
お店の中は広くないので、1組お客さんが出たら1組お客さんを入れるという形でした。
季節限定の金平糖を味見させてもらった
行列に並んでいる間、スタッフさんが季節限定の金平糖を味見させてくれました。
季節限定はブルーベリーです。
またそれ以外にもミルクと紫蘇も味見しました。
どれもおいしく、口に広がる風味が自然な感じですごく良いです。
私は優しい味のミルクが気に入りましたが、夫はブルーベリーが好きなようでした。
スタッフさんに教えてもらいましたが、緑寿庵清水の金平糖はまず噛んで広がる味と香りを楽しむものらしいですね。
教えてもらわなければずっと舐めているところでした。
金平糖の作り方の説明
金平糖を口に入れ楽しみながら、スタッフさんが金平糖の作り方の説明をしてくれました。
金平糖が出来上がっていく4つの段階の実物をお皿に乗せてこんな感じなんですよと見せてくれます。
金平糖の一番最初はほんとにちっちゃい粒なんですよね。
と思いました。
実際1つの金平糖を作るまでにかなり時間がかかるそうです。
果汁などを入れて固めるのは難しいらしい
↑ピントぼけちゃいました…><
技術的な面からみると、金平糖に苺や桃などの果汁を入れて固めるのは難しいらしいのです。
確かに、普通に駄菓子屋などで売られている金平糖はほとんど砂糖の味ですものね。
味のバリエーションがないのは技術的に難しいからだったのかと思いました。
一方、緑寿庵清水の金平糖はイチゴ、もも、サイダー、等々ほんとに色々な味があるんですよ。

参照:緑寿庵清水
そして香りも味もイチゴならイチゴそのものという感じで自然で豊かな味わいです。
緑寿庵清水の持つ技術というのがどういうものなのかはよくわからないのですが、おそらく慣れた職人さんが苺やサイダーなどの素材ごとに臨機応変に対応してるんでしょうね。
工業製品にはできないことです。
金平糖を作る釜は思ったほど大きくない
店前にはこんぺいとうを作る釜も展示してありました。
両手で持てるサイズで、思ったほど大きくなかったです。
この釜に色鮮やかな金平糖をころころ転がして作っていくんだなとイメージすると、なんか可愛らしいですね。
究極の金平糖が気になる/特に梅酒味
お店の中でまず目をひいたのが究極の金平糖シリーズ。
1年に1回しか作られない金平糖たちで、予約が殺到キャンセル待ちの人も多いみたいです。
いくつか味の種類がありましたが、梅酒が気になりましたね。
緑寿庵の金平糖は素材の味がよく楽しめるので、梅酒の金平糖だとどんな感じだろう??と期待が膨らみます。
かなり良いお値段がしますが、次回行ったらこちらにチャレンジしてみたいなと思います。
でも予約取るの大変そう。
苺のボンボニエールを購入した
緑寿庵清水ではボンボニエールを購入しました。
本当は金平糖の小袋を買えれば十分と思っていたのですが、なんとほとんど売り切れ!でした。
行ったのは午前中でしたが、売れるのが早いですね。
サイダーやイチゴ、ももなどの味が気になっていたのですが…
しかしふとボンボニエールを見ると、なんとボンボニエールの金平糖はイチゴ味じゃないですか。
苺とカラフルな普通の金平糖の2種類が選べるようになっていました。
ボンボニエールの容器は可愛いですし(使い道は思いつかなかったですが)イチゴ味の金平糖も食べれるということでつい購入してしまいました。
皇室ゆかりのものということで、改元(令和)の記念にもなりますしね。
ボンボニエールが可愛いので、夫もウキウキしていました。
令和記念のボンボニエールは売り切れ
ちなみに改元記念の特別なデザインのボンボニエールも売られていたのですが、売り切れでした。
皆さん動くのが早い。
でも、特別なデザインのボンボニエールは結構シンプルな見た目でしたので、自分の買ったボンボニエールの方がお花の絵がついて可愛いし満足かなと思っています。
買ってきたボンボニエールを開封してみた
家に帰ってきてボンボニエールを開封しました。
赤いプレゼントボックスに入っておしゃれです。
こんな感じの京都土産をもらったら、かなり嬉しいかも。
プレゼントボックスを開けると、ボンボニエールとイチゴの金平糖が出てきます。
苺の香りが広がる
いちごの金平糖を開けると、ふわわーんとイチゴの香りが広がります。
すごいんですよ、甘くて優しいイチゴの香りで包まれます。
そういえばブルーベリーの金平糖を試食させてくれたスタッフさんが、このブルーベリーの金平糖を部屋に置いておくとずっといい匂いがするんですよと言っていたことを思い出しました。
こんなにちっちゃいのに部屋中に良い匂いを届けるなんて緑寿庵清水の金平糖恐るべしと思いました。
しっかり苺の味がしてとてもおいしい金平糖
苺の金平糖の香りを楽しんだ後は、早速口に入れてみました。
緑寿庵の金平糖は舐めるのではなくかじって味を楽しむものです。(とスタッフさんが言っていました)
いちごの自然な風味がして、なるほどイチゴをこんぺいとうにするとこうなるのかという奇妙な感動があります。
いちごというよりは苺みるくの感じがしました。
ほかの味もどんなものか試してみたくなっちゃいますね。
やっぱり梅酒やサイダーも食べてみたいなー。
緑寿庵清水は京都だけでなく銀座店もある
緑寿庵は京都だけのお店と思っていましたが、実は銀座店もあるようなのです。
私は行ったことがありませんが、口コミを見てみるとまっ白なきれいな空間にルビーやサファイアの宝石のような金平糖がディスプレイされているそうです。
また品ぞろえも京都のものとは少し違うらしく、銀座オリジナルの味(銀座サイダーなど)もおいてあります。
ただボンボニエールは京都店だけのものが多いみたいですね。
いかにも京都の町屋という感じの京都店も好きですが、話の種に銀座店にも行って美しいディスプレイを眺めてみたいなぁと思いました。
令和の記念に緑寿庵清水の金平糖はいかが
緑寿庵清水の金平糖を買った日はよく晴れていて、鴨川で笛の演奏を聞いたり、吉田山を散歩したり、出来立ての阿闍梨餅を食べたりでゴールデンウィークらしい爽やかな一日でした。
ボンボニエールを見るたびに、令和はじめの青空と新緑の日を思い出すのだろうなぁと思います。
まだ全然令和という実感はありませんが、だんだん慣れていくんでしょうね。
改元という新たな節目に、皇室ゆかりのボンボニエールを買うのも楽しいです。
ちょっと通のような気持ちになれます。